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「遅れます」をメールで送ってくる人。あなたの想像力は大丈夫?

緊急連絡を、「メール」で行うスタッフが多くて困っている。
緊急なのになぜ「電話」をかけてこないのだろうか。

 

電話連絡をうっかり忘れているのだろうか?または、電話をすることで、私の手をとめることを気遣っているのだろうか?もしかすると、私が緊急だと思うことを、相手は緊急だとは思っていないのか?
緊急時は電話連絡するようにと、何度も注意をしているつもりだ。しかし私は沢山のスタッフに注意をしているので、一人一人は何度もいわれている認識はないのかもしれない。

 

私にとって緊急連絡が必要な場合というのは、寝坊や電車の遅延で、集合時間に間に合わないときなどがある。
緊急度は仕事の内容にもよるが、その日のその時間に、人材が必要で、その仕事が発生しているのだ。待ち合わせをしているクライアントに、遅れることを早急に連絡しなければならないはずだろう。
メールで送られてくる、「時間に遅れる」というメッセージに私が気付かず、時すでに遅しという場合は多々ある。

 

もしかすると、想像力にかけているということではないだろうか?
集合時間に、本来いるべき人材が不足していることにより、周りの人間のスケジュールに影響がでること、業務に支障がおきること、それは思いもよらない大きな問題に発展する可能性があることを想像してほしい。
例えば、催事の出演者が時間に遅れ、時間通り開催できなかったり、打ち合わせが不十分なため、お客様に満足していただく内容にならなかったりすることもあるだろう。またイベントの誘導スタッフが遅れ、お客様への案内が十分にできず、混雑がおこり事故となる場合もあるだろう。

 

ケースは様々だが、少しでも早く現場に連絡をいれることで、解決できる問題は多い。出演者が遅れても、進行スケジュールを調整することにより時間通りの開催ができるかもしれない。また遅れてくる出演者の到着時間にあわせ、全員が自分の作業時間を調整し、到着次第、打ち合わせや着替えができるよう準備できるかもしれない。
誘導スタッフが遅れてくるとわかっていれば、スタッフの配置ポジションや休憩時間を見直し、混雑を防ぎ事故を防止できるだろう。
しかしメールでの連絡の場合、私はリアルタイムでそのメッセージを確認するとは限らない。すなわち現場にいれる連絡が遅れてしまう可能性が非常に高いということだ。

連絡が遅れることによるトラブルを想像する努力を惜しまないこと。
そうすれば緊急連絡は必ず「メール」でなく「電話」になるはずだ。

 

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